お家時間が増える今、こんな時だからこそ、子供とお家遊びを楽しみたいです。
子供は、幼稚園や学校でいろいろな体験をしていますが、お家でも子供の探究心をくすぐりつつ、遊びが学びになるアクティビティを積み重ねていけたらいいですね。
今回は、好奇心を育てることや知育にもなるので、お家でスライムを作ります。
スライムを作るための材料
スライムを作るための材料を揃えます。
基本的なスライムのメインとなる材料は3種類のみ揃えれば作ることができます。
あとは作るための容器や計量するためのカップなどです。
- PVA洗濯のり
- ホウ砂
- 水とお湯
- プラスチックコップ
- わりばし
- 軽量カップ
- お好みでアレンジするアイテム(水彩絵の具・ラメ・ビーズなど)
スライムは、水・液体のり・ホウ砂の3つを混ぜるだけでできあがるのでとっても簡単です。
ただこの3つだけでは無色透明のスライムができあがるだけなので、子供が楽しくなるアレンジをしていくとスライム作りがより楽しめます。
今回は、好きな色をつけるために水彩絵の具とキラキラしたスライムにしたくてネイル用のラメパウダーセットを用意しました。
ホウ砂とは?
材料を見てよく知らないものがあります。
ホウ砂と書いて、ほうしゃと読みます。
ホウ砂(ホウしゃ)は、鉱物(ホウ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Na2B4O5(OH)4・8H2O(四ホウ酸ナトリウム Na2B4O7 の十水和物)。ホウ素の原料鉱石として工業的に使用されるほか、ホウ砂そのものの特性を利用した様々な用途がある。
引用:wikipediaより
鉱物の一種ですが、日本ではほとんど産出されません。
ホウ砂という名前自体があまり聞き慣れないものだったので、どうやって手に入れられるものなのかと思いましたが、ドラックストアで販売されています。
最近では、ダイソーなどの100円SHOPでも子供の自由研究キットのようなかたちで販売されています。
少量ならば100均のセットでも作ることができますよ。
ただ100均のセットはホウ砂が少量しか入っていないので、たくさん作りたい場合はドラッグストアでまとまったものを購入する方がいいです。
量にもよりますが、50gで500円前後で売られています。
100mlのスライムをつくるのに2gのホウ砂が必要なので、50gあれば大量につくることができます。
ホウ砂の注意ポイント
ホウ砂には多少の毒性があります。
口にいれたり、触った手で目をこすったりしないようにして下さい。
作る際に、手に大きめの傷があるような場合はビニール手袋などを使用しましょう。
水溶液は弱アルカリ性となり、洗浄作用・消毒作用があるため洗剤や防腐剤などに使われる。またホウ酸と同様に、目の洗浄・消毒に用いられる。
引用:wikipediaより
我が家では、子供達と一緒にスライムを何度か作っていますが、これまで肌にトラブルがでたといったことは一度もありません。
学校などでも実験で作ったりしていますが、トラブルがあったというような話は聞いたことがないので、口に入れたりスライムに触れた手で目をこすらないといった注意を守って遊べばあまり心配しなくても大丈夫そうです。
ただこればかりは、体質などによって違いますので肌が弱い方などは様子をみて遊んで下さい。
小さなお子さんと作る場合は、目を離さないようにお気をつけ下さい。
遊んだ後は、よく手を洗いましょう。
ホウ砂さえ手に入れば、あとの材料は100均で揃うものばかりです。
PVA洗濯のりもダイソーで買いました。
こんなに大きいのに110円で買えることに驚きました。
ホウ砂もタイミングがあえばスライムキットとして100均で購入できます。
スライムができる仕組み
ホウ砂の特性を利用してスライムができます。
ホウ砂は、ホウ素の原料鉱石です。
ホウ素がポリマーを架橋しゲル化する反応を利用し、理科の実験や自由研究などでスライムを作るときによく用いられる。
引用:wikipediaより
wikipediaにも書かれていますが、ホウ砂にはポリマーをつなぐ働きがあります。
そのため材料の洗濯のりを購入する際には、PVA(ポリビニルアルコール)入りのものにして下さいね。
スライムを作ろう
①プラスチックカップに、PVA洗濯のりを50ml入れます。
②この①のカップに水50mlを入れて混ぜます。
※ スライムに色をつけたりアレンジしたい場合は、ここで好きな色の絵の具などを投入して一緒にまぜておきます。
③別のプラスチックカップにホウ砂2gくらいを入れ、そこにお湯25mlを注いでかき混ぜます。
ホウ砂が溶けにくいので割り箸で、できるだけ残らないようによく混ぜましょう。
多少、底に溶け残る場合がありますがあまり気にしなくて大丈夫です。
溶け残っているホウ砂の粒は、入れないようにして下さい。
また、溶かす際は、お湯の温度が高すぎるとプラスチックカップが変型するので、温度が高過ぎないように気をつけて下さい。
④ 洗濯のりを入れた①のプラスチックカップへ②のカップのホウ砂を溶かしたお湯を少しずつ流し込みます。
ホウ砂を溶かしたお湯の量でスライムの固さが変わります。
スプーンなどで少しずつお好みの固さになるまで混ぜましょう。
液体のりと混ぜ合わせていると、泡立ってくるのですが最終的に気泡は落ち着いてくるのでそのまま固形っぽくなるまで混ぜます。
今回は、青い水彩絵の具で色をつけました。
絵の具の量を調節して、好きな色がつくれます。
薄く入れた方が透明感のあるスライムになります。
ある程度まとまってきたら、数分おいておきます。
別でオレンジ・ピンク・エメラルドグリーンなどいろいろな色を作りました。
白色を混ぜると不透明なスライムになります。
また、画像ではわかりにくいのですがキラキラのラメパウダーも混ぜています。
あまっている水分がない感じでまとまっていたら、カップからだしてOKです。
はじめは、表面が少しなめらかさに欠けますが、手でもむとだんだんなめらかになります。
これで完成です。
表面がツルツルとしてなめらかな見た目になります。
見ただけで触りたくなる質感ですよね。
好きなかたちをつくったりして遊べます。
他の色のスライムも作りました。
光の加減で見えにくいですが、ラメのパウダーを混ぜているので、こねているとキラキラして可愛いです。
青色は透明なブルーと少し白を混ぜた不透明バージョンも作りました。
透明なスライムは、プルプルした水のようで見ていてキレイなので触っていると癒されます。
スライムの保管方法
出来上がったスライムは、完成後に遊んだ後はまた遊ぶときのために保管します。
そのままだと乾燥して小さく硬くなっていくので、密閉できる容器で保管して下さい。
我が家では、サランラップでくるんでジップロックに入れて保管しています。
結構、長い間遊べますがやはり手でこねているため雑菌が増えてきます。
スライムが匂ってきたり、変色やカビが発生する場合があるため、ある程度遊んだら処分しています。
少し硬くなっても水やお湯で復活するので遊び続けられますが、衛生面を考えて3ヶ月程度で処分しています。
これも遊ぶ頻度にもよるので、毎日こねてあそんでいるとなると汚れるのも早くなります。
お気に入りのスライムを捨てるのはもったいないですが、新たにまた作るのも楽しいです。
遊び終わったスライムは可燃ゴミで捨てています。
水道などに流すと配管がつまってしまうので注意してください。
まとめ
スライムは、基本的な注意を守れば簡単に作ることができます。
理科の勉強や不思議だなと思う探究心をくすぐる遊びになるのでよい経験になります。
子供達と実験気分で一緒に作ると、何気ないお家時間がとっても楽しい時間になるのでとってもおすすめです。
お家で1から材料を作るのも楽しいですが、アレンジがたのしめるキットも売られています。
アレンジアイテムがいろいろあるとさらに楽しめます。