子供の英語教育
子供に英語が話せるようになって欲しいと思っていますか?
2020年の教育改革により、小学校3年生から外国語活動が始まります。
5年生からは教科としての英語の授業がスタートします。
中学からはオールイングリッシュの英語の授業が基本となるようですがどうなるでしょうか。
いずれ英語は、みんなが話せて当たり前のような時代がくるかもしれません。
我が家では親が英語が話せないのに、子供には話せるようになって欲しいとの思いから1歳からお家英語をはじめました。
そんな子供達は、現在8歳と6歳になりました。
約7年間、子供の英語教育について模索してきた経験からオンライン英会話についての経験をまとめました。
オンライン英会話をはじめるなら
これまで我が家では、年齢ごとに何度かオンライン英会話に挑戦してきました。
その経験から、子供にとって最適なオンライン英会話の始めどきについて考えます。
オンライン英会話のメリットとデメリット
まず、なぜオンライン英会話を始めたいと考えるかについてですが、英語が話せるようになる近道は外国人とたくさん話すことではないかと考えませんか?
我が家はそうでした。
お金をいくらでもかけられるのであれば、親子留学やネイティブの先生のマンツーマンレッスン、インターナショナルプリスクールに入れるなどといった方法が一番早いと思います。
しかし、現実問題として日本を離れられないし、そんなにお金をかけられません。
出来るだけ安く英語を学ばせるには・・・と考えてオンライン英会話に行き着きました。
直接通うタイプの英会話教室だとグループかマンツーマンレッスンかによっても変わりますが、月謝は、週1回1時間程度の英会話教室で5,000円〜10,000円程度かと思います。
オンライン英会話ならば教室によりますが、1日25分のレッスンを週に複数回受けることができて約3,000円から始められますし、月謝は多少上がりますが時間を増やす選択もできます。
通学型の英会話教室と比較した子供が受講する場合のオンラインレッスンのメリットとデメリットをまとめました。
メリット
・比較的安く、長時間英語に触れる機会がもてる
・自宅でできるため送り迎えが不要
・基本的にはマンツーマン
・たくさんの外国人と出会える
・予定の変更がしやすいため子供の急病などに対応しやすい
デメリット
・画面を通してのレッスンのため動きが少ない
・先生の当たり外れがある
・たくさんの外国人と出会える反面、先生が変わるため英語レベルを把握してもらうのが難しい
・回線状況によってトラブルがある場合がある
こういったメリットとデメリットがあることに気がついたのですが、それを踏まえても安さが魅力なので上手く活用できないかと考えますよね。
3歳で初めてのオンライン英会話
我が家では初めてオンライン英会話を試したのは、息子が3歳の時でした。
3歳から始められるのでしょうか?
答えは、正直言うとその子次第です。
我が家の経験からすると3歳からのスタートはあまりお勧めできません。
息子は、1歳からワールドワイドキッズでお家英語をさせつつ、2歳から3歳の間の約2年間は、週に2〜3回英語の保育園に通わせていました。
そのため、だいぶ英語にも外国人の先生にも慣れている状態でした。
そんな中で、きっと大丈夫だろうと子供向けのオンライン英会話の体験をさせてみましたが、結果は全然できませんでした。
3歳のオンライン英会話の難しいと思ったポイント
その1・・・じっとしているのが難しい
これは3歳より前に始める場合もですが、未就園児がスタートする場合、どうしても30分近い時間をパソコンの前でじっと座ってレッスンを受けるということ自体がなかなか難しいです。
うちの息子ははじめて体験させたのは3歳半ばでしたが、途中から飽きてしまって全く集中していませんでした。
その2・・・パソコンやタブレットなどの画面上でのやりとりになるため表面的なやりとりになりやすい
オンライン英会話では先生とパソコンなどの画面を通してやりとりすることになりますが、子供の興味をひく話しかけやアイテム・教材をいかにうまく使って授業を進めることができるかにかかっています。
しかしながら、いくら子供専門のレッスンを謳っていても30分程度のレッスンの中で画面に映し出す教材などで興味を引くのにも限度があります。
英語の動画を見せるなど画面を通して興味を持たせたりするのはいいかもしれませんが、ならば英語のアニメを見せておけばいいという話になってきます。
先生のスキルとやり方次第ですが、そこまでのスキルとテンションをオンラインでやってくれる先生を見つけられませんでした。
その3・・・子供の性格に左右される
お子さんの性格が人見知りしない、誰とでもグイグイお話しできちゃうような性格ならオンライン英会話も3歳から可能かもしれません。
しかしながら、オンライン英会話では同じ先生にずっと教えてもらうというよりは、様々な先生に教えてもらう場合が圧倒的に多くなります。
教室によっては、予約の段階で同じ先生を指名し続けるということもできますが、月会費が高いところや、週のレッスン数が少ないところが多いのでオンライン英会話のメリットの安さを活かしきれなくなります。
そもそもオンライン英会話は、人見知りだと大人でも慣れるまでは難しいように思います。
うちの息子の場合は、人見知りで自分から元気に話しかけたりするタイプではないため、基本的に受け身での受け答えになります。
そのため、先生が話しかけてくれないと沈黙の時間が流れます。
先生に何か質問されても恥ずかしくて答えなかったりするせいで、英語力を誤って判断されてしまいます。
息子に3歳半で、はじめて某オンライン英会話の体験をさせた際は見た目に幼い上、ほぼ話そうとしないので先生に英語で話しかけている内容を理解できていないと思われたみたいです。
この時は、英語の保育園に1年以上は通っていたため、簡単な英語での質問などは理解できていたのですが、自分からはYes/Noくらいしか話さないため、全く伝わらなかったです。
この時に体験したオンライン英会話では、入会後のレッスンではテキストを自分で用意しなければならなかったため「Let’s Go」の超初心者向けのテキストをAmazonなどで購入しておくように勧められてしまいました。
下の娘に使わせてもいいので、勧められたOXFORDから出ているとても有名なテキスト「Let’s GO」シリーズの「Let’s Begin」を一応購入してみました。
内容は、本当に超英語初心者向けレベルです。
息子には簡単すぎたため、下の娘に使わせました。
まぁ何よりダメなのは、息子が人見知りなだけで今の英語のレベルなどを先生に説明してあげられるだけの英語力が私にないことなんですけど・・・。
親も勉強していかねばと日々実感しています。
結果
うちの息子の性格上向いてなかったのかもしれませんが、3歳ではまだ思っていたようなオンライン英会話でのレッスンは難しいと判断して入会は見送りました。
全くの英語初心者として習うのであれば、画面越しに先生と英単語を聞いたり、英語の歌を歌ったりできるので、逆に人見知りでもレッスンにメリハリが付けやすくなるため利用してみてもいいかもしれません。
うちの息子の場合は、微妙な英語力を先生に伝えきれず、望んでいるレベルの英語レッスンにならないところが一番の問題でした。
3歳ですと日本語でもまだまだ思っていることを上手く組み立てて話すのが難しい時期ですので、英語での発話となるとさらに難しかったようです。
3歳の英語教育
我が家の経験として、英語を耳に慣れさせるということを家庭でできる範囲で取り組みました。
ワールドワイドキッズや海外のアニメを英語で見せたり、英語の絵本を読んだりしました。
また、2歳から英語の保育園に週2回程度通わせましたが、この時期の英語との触れ合いとしてはやはりモニター越しのオンライン英会話の先生よりも、直接触れ合える通学型のレッスンの方がよかったです。
息子が教えてもらっていたアメリカ人の先生は、保育園の先生になるだけあってとっても子供好きでテンションが高くて、常に子供達を楽しませてくれていました。
先生が人見知りな息子の性格をよくわかってくれていたので、アメリカンなハイテンションでグイグイ来てくれるので、息子もつい恥ずかしいことなど忘れて先生と遊んでいました。
まずは、英語でのコミュニケーションが楽しいと思わせることが大切です。
もし、早期に英語教育をと考えているのでしたら、3歳では実際に外国人の先生と触れ合って、ある程度英語に親しんでからオンライン英会話を使う方がより効果的だと我が家では実感しています。
しかしながら、オンラインでのデメリットについては、ご家庭の考え方次第でメリットにもなりえます。
各ご家庭でのメリットを判断して導入してみてください。
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