子供のパスポート申請で、一番苦労することは年代によって変わってきます。
乳幼児〜未就学児は、写真撮影が一番大変でした。
写真さえ撮影できればあとは全て親が書類を書いて、サインも親が代筆でOKです。
子供に頑張ってもらうのは写真撮影のみでした。
あとは、パスポートの受け取りに本人を連れて行くぐらいです。
だがしかし、小学生になると今度は別の大変な課題があります。
それは、サイン直筆問題。
パスポート申請の注意事項に下記の記載があります。
署名について(必ず申請者本人が記入して下さい。
申請書表面の所持人自署欄に記入した署名はそのまま旅券に転写されますので、申請者が海外で使用する署名(サイン)を記入してください。
小学生以上の方は、必ず本人が署名してください。
文字の書けない乳幼児、未就学児は署名欄は親の代筆が可能です。
ですが、小学生からは本人が書かなければなりません。
長男は、昨年の9月に更新したので小学1年生でした。
この時点で、1年生になったし自分の名前ぐらい漢字で書けるようにしておこうなどと日頃から練習させてるような素晴らしい保護者様なら何の問題もないのかもしれませんが、我が家は私がぐうたらなせいでまだ漢字で名前を教えてなかったのです。
一応、読めはするのですが名前の漢字が難しめなのもあって書くのはまだいいかなーと先送りにしていました。
今回のパスポートの更新も親が代筆すればいいものと思って申請書類を書いていたのですが、よくよく注意事項を読んでみるとなんと小学生以上は本人が直筆でサインしなければならないと書いてあるではありませんか。
えっ、これは結構大変だなと焦りました。
何がって、そんなこと知らなかったので申請書類を市役所に貰いに行ってきたのですが、万が一間違えた場合のため用紙を2枚もらってきていたんです。
でも、これは大人が書くことしか想定していなかったので子供に書かせるとなると2枚じゃ足りないかも……ど、どうしようって焦りました。
再度、貰いに行くのは面倒なのでなんとかしてこの2枚のどちらかに成功サインを書いてもらうしかありません。
記入例は下記のようになるのですが、とにかく枠の中におさめなければいけません。
息子にサインを練習させよう
サインは、サイズにして、縦1.8㎝×横4.6㎝の四角の枠内におさめなければなりません。
早速、長男コメに書かせてみることにします。
やはり、いきなり本番は恐ろしすぎるのでまずは練習することに。
私が同サイズの枠を無地の紙に書いたものに書かせてみます。
何回もやってみますが、息子の名前の漢字が画数が多くて結構難しい文字が入ってるんですよね。
そのため、1年生なのでまだ習ったことのない文字だとどんどんサイズが大きくなってしまうんです。
ボールペンで書かなければならないというのも慣れてないので余計難しいようでした。
うーむ、これは無理かもしれないと考え始めたんですが改めて県のHPの注意事項を見てみるとこのように書かれています。
申請書の「所持人自署」欄に書かれた署名はパスポートに転写され、外国で使用するサインとなります。
したがって、この欄は戸籍どおりに記入する必要はありません。
漢字でも、ひらがなでも、ローマ字でも、ご本人が外国に行ったときにいつでも書ける文字で書いてください。
ただし、署名が枠内からはみだした場合はパスポートに正しく転写できないため書き直しとなります。ご注意ください。
そうなんです、なんだか日本人ってサイン欄に漢字のフルネームを書かなきゃいけないと思ってしまう人が多い気がします。(私だけかな……)
でも、この署名欄って自分を証明するもの、自分だけのサインを書けばいいので漢字でないといけないということはなく、ひらがなでもローマ字でも、それこそ本当に読めないような筆記体のサインみたいなものでもOKなんです。
そうか、ならばもう息子にはサインはひらがなで書かせることにしよう。
そこで、ひらがなでのサイン練習をさせることに。
ひらがなは1年生なのでもう書けるので何回か書いたら枠内におさまるように書けるようになりました。
いよいよ本番です。
1枚目は、ボールペンのインクがのびてしまい、さらに少し文字が枠にくっついてしまい失敗しました。
あぁ、2枚しかないのに次は絶対失敗できないという緊張感。
でも、どうにか2枚目は字は汚いながらも枠内におさめることができました。
練習から考えると小学生のパスポート申請もなかなか大変です。
息子のサインを見て、1年生で書いたサインをあと5年使用すると考えるとこの文字は6年生になる頃にはもう再現できない下手っぷりですがまぁ、仕方ない。
ただ、1枚目の署名欄以外をすでに記入していたので私がもう一度、申請書類を書き直す羽目になったのが手間でした。
まず、お子さんにサインを書かせてから成功した書類に後から書くことをお勧めします…当たり前か。
そして、パスポート申請がさらに便利になりました。
なんと、パスポート申請書のダウンロード申請が始まってます。