子連れ海外旅行の必須アイテム虫除けスプレー!ディートとイカリジンの違い

虫除け

これまで子連れ海外旅行は3回。ビーチリゾートばかりで初めてはグアム。

その後、バリ島へ2回行きました。

回を重ねるごとに持ち物などはだんだん必要なものがわかってきました。

そんな中でも子連れ海外の必須アイテム虫除けスプレーについて調べました。

必須!!虫除けスプレー

熱帯雨林

バリ島などアジアのビーチリゾートは特になんですが子連れ旅行で心配なのはやはり病気ではないでしょうか?

変な病気にかかったらどうしようという不安がありますよね。

一番心配していたのは、やはり熱帯地方は蚊を媒介とした伝染病の恐れがあることです。

蚊を媒介とした病気はとても多く、日本でも予防接種をするしている日本脳炎をはじめ黄熱病・ジカ熱・チングニア熱・マラリア・デング熱などがあります。

最近、日本でもデング熱にかかったというニュースを聞いたりしますが、アジアなどに旅行に行って感染した人が帰国して、その人の血を吸った蚊に刺されて日本でも感染することがあるので、虫刺され対策はどこにいても常に気をつけておきたいものです。

過去2回のバリ島旅行では、体感としては思ったより蚊は少ないなと感じました。

たぶん子連れなのもあって、あえてディープなところへ行くことはせずリゾート内を中心とした行動をしていたからだと思います。

自然の多い森や山などに隣接する観光地へ行かれる場合はもっと蚊がいそうです。

ホテル内でもオープンエアな場所が多いためやはり蚊はいます。

子供に使うため強すぎるものも心配ですが、日本で使用しているものは弱いのでこまめな塗り直しが必要となります。

また、勝手なイメージなんですが熱帯地方にいる蚊の方がなんだか強そうな気がして……。

そこで、私は海外に行く際の虫除けは強めのものを選ぶことにしています。

 

虫除けスプレーの選び方

最近、日本からも世界のいろんな地域へ渡航する人が増えたからかデング熱などに感染したというニュースを耳にする機会が増えました。

そのため、厚生労働省がこれまでディートは医薬品が12%、防除用医薬部外品では10%以下、イカリジンは防除用医薬部外品で5%の濃度しか承認されていなかったのですが2016年から海外では一般的に使用されている高濃度なものを認可するようになりました。

 

虫除けの主な2大成分

虫除けスプレーに使われる蚊の忌避剤の成分でオーガニックなものをのぞくと主なものにディートイカリジンの2種類があります。

ディート

ディートは日本で最初に承認された虫よけ成分です。
日本において多くの人に50年以上使用されています。
その中で、現在に至るまでディートに関連する副作用の報告はありません。また、今なお世界的に最も多く使用されている薬剤なのです。米国においては使用者の年齢制限、濃度規制はありません。

(参照 フマキラー HP)

1940年代、アメリカ陸軍が戦地の虫よけ対策のために数々の実験を繰り返した薬剤の中で、効果が高く、しかも皮膚に対する刺激性や安全性がもっとも優れているものとして採用され、今日、虫よけ剤の成分として世界中で広く使われているものです。
なお、主成分のディートには、塗装面、プラスチックや合成繊維(アセテート、ウレタン等)を傷めるという性質があります。
ストッキングの上からスプレーしたら穴が開いたという事例もありますので、必ず、直接皮膚につけて使いましょう。
また、スプレーする際には、プラスチック製品、塗装面、時計、アクセサリー、車のボディーに液がかからないように注意しましょう。

(参照 ジョンソン社 HP)

何気にさらっと書いてあるけど、濃度が濃いとプラスチックを溶かすってヤバイ気がするんですけど、肌に塗るのは大丈夫なんだろうか?って思ってしまいますがアメリカでは使用の年齢制限すらないみたいなので適切な使用方法ならば問題ないみたいです。

 

イカリジン

「イカリジン」とは、1986年にドイツで開発・販売された虫よけ成分です。
現在ではヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジア各国など世界54ヵ国以上で使用されています。
日本では、2015年に使用が承認された、新しい「虫よけ成分」なのです。

(参照 KINCHO HP)

イカリジンについて驚くのは1986年には海外では使用されていたのに日本で承認されたのが2015年なのでつい最近ですよね。

遅い、どうりで初めてグアムに行った2013年の時に調べた際はなかったわけだ…。

 

ディートとイカリジンの違い

虫除けスプレーを販売している各社HPを見比べてわかった違いをまとめます。

ディート

  • 日本では各社から販売されている商品は、ディート成分濃度MAX30%が最強
  • 年齢によって使用濃度に制限がある
    生後6ヶ月以上12歳未満は濃度12%以下のみ使用可

  • 年齢によって使用回数に制限がある
    生後6ヶ月未満は使用不可
    生後6ヶ月以上2歳未満は1日1回のみ使用可
    2歳以上12歳未満は1日1〜3回まで使用可
    12歳以上は適宜使用可

  • 効果のある虫……蚊・マダニ・ブヨ・アブ・ツツガムシ・ダニ・サシバエ・トコジラミ(南京虫)

  • プラスチックを傷めるためストッキングや素材によっては服の上から使用できない
  •  

イカリジン

  • 国内製品ではイカリジンは、濃度MAX15%が最強。

  • 虫除け特有の匂いがない

  • ディートより皮膚刺激性が弱く年齢に応じた使用濃度制限・回数制限がなく赤ちゃんから使用可

  • 効果のある虫……蚊・マダニ・ブヨ・アブ

  • 服を傷めないためスポーツウェアやストッキングの上から使用可

 

まとめ

効果については、ディート10%とイカリジン5%が同等程度の効き目がある。

濃度によって効き目の強さが違うという訳ではなく、効果の持続時間が長くなる。(上記の濃度で約6時間程度効果が持続する)

赤ちゃんから使用できるからといってイカリジンの方が効き目が弱い訳ではない。

濃度で持続時間が違うため、弱い濃度のものを使用するとこまめに塗りなおさなければならない。

まとめてみると、子供に使うのにおすすめな虫除けは

イカリジン15%の虫除けスプレー!!

そもそも、ディート高濃度だと子供に使えません。

効果が変わらないなら子供には肌に優しいと言われているイカリジン一択になりました。

ちなみに、スプレータイプ・ジェルタイプ・ミストタイプがありますが子供にはスプレーだと風で飛ばされて上手く塗れなかったり、子供が吸い込んでしまう危険があるためミストタイプがおすすめ。

実際に購入してこちらを持参しました。

 

有効成分<イカリジン>を15%配合しているので、虫よけ効果が6~8時間持続。

顔や首などは手にとって塗ってあげています。

 

使用目的の注意点

今回は、子連れ海外旅行の際に使用することを目的とした場合のおすすめの虫除けスプレーをご紹介しましたが使用目的によっておすすめできるものが変わります。

まず、子連れ海外旅行の場合は免疫や抵抗力の弱い子供を連れているのであまり衛生面の心配のあるような宿を選んでいないことを前提としています。

この場合、基本的にはリゾートホテルなどに宿泊するかと思いますので、衛生面は安心できるため清掃も行き届いており、ベッドなどのリネン類もきちんと取り替えられているはずです。

ただ、大人のみの旅行の場合はディートの方がおすすめです。

というのも上記のまとめでも記載しましたが、ディートとイカリジンでは効果を発揮する虫が異なります。

ディートは、蚊・マダニ・ブヨ・アブ・ツツガムシ・ダニ・サシバエ・トコジラミ(南京虫)をカバーしているのに対し、イカリジンは蚊・マダニ・ブヨ・アブのみとなります。

海外の安宿などに大人のみで宿泊するような場合は、ダニ・トコジラミ(南京虫)への効果があるディートの虫除けをおすすめします。

ディートの方が、カバーしている虫の種類が多く、衛生面の心配な国への渡航の際やアウトドア活動の伴うアクティビティへの参加などがある場合はディートの虫除けの方が幅広い効果を期待できます。

 

↓ディート30%の虫除けのオススメはこちら

 

ホテルの室内などの屋内は、そもそも屋内にいる蚊とハエに効果のあるおすだけベープのような商品を事前にプッシュしておくと効果があります。

蚊の心配もありますが、ハエが多い場合もあって不快なのでハエにも効果があるのオススメです。

 

旅行の際は、いつも持参しています。

 

 

 

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