子供がハウスダストアレルギーを発症〜我が家の対策と上手くつきあう方法〜

ハウスダストアレルギーTOP

子供のハウスダストアレルギーについて

長男は現在小学校2年生でハウスダストとダニ類のアレルギーがあります。
 
厳密にいうとはっきり発症した時期というのはわからないのですが、3年ほど前からひどくなりました。
 
 
我が子は、症状としては、咳・鼻水が主な症状です。

ハウスダストやダニなんてどこにでもあるので、そんなに深刻ではなさそうかと思うかもしれないのですが、どこにでもあるものだからこそ厄介だなぁとしみじみ思っています。

 
ちなみに下の娘5歳は、魚卵の食物アレルギーがあるため気をつけるポイントが違うのですが、自分が子供の頃にこんなにアレルギーという言葉を聞いたり、気にしたりした記憶がないです。
 
最近ひどくなっているということなのか、表面化してきただけなのか周りにもアレルギーのある子供がたくさんいるので、気をつけなきゃいけないことがたくさんありすぎて子育てって本当に大変だなと思います。
 
アレルギーについては一人一人、症状も辛さも千差万別なのでこれが正しいと言うことが難しいのと、その人の症状に合わせた対処の仕方で付き合っていくしかないと思っています。
 
ですので、あくまでうちの子の場合なんですが一例としてハウスダストアレルギーとうまく付き合っている現在までをご紹介します。
 
 

ハウスダストとは?

ハウスダスト
 
ハウスダスト(house dust)とは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こすいくつかのアレルゲンが混合したもの。ペットなどの動物やヒトの皮屑(フケ)、カビダニ、および細菌などが混ざったもの。 広義であれば、読んで字のごとく室内塵そのものを指し、砂塵や繊維の屑なども含む。
ハウスダストアレルギーと言った場合、その実態の多くがチリダニ(House dust mite)の仲間の虫体および糞などが細かく崩壊したものに対するアレルギーであることが多い。すなわち、ダニアレルギーとほぼ同義である。 
 
(Wikipediaより)
 
 
ハウスダストはそのままの意味でお家の中のホコリなんですが、その中にはダニやカビなど目に見えない微細なものが混ざっています。
 
喘息やアトピーのアレルゲンの主なものでもあります。
 
 

アレルギー発症まで

はじまり

 
幼稚園に入った頃から咳や鼻水が続くことが多くなりました。
 
この頃は、よく咳をしていると・・・風邪かな?乾燥してるからかな?と冬などに咳き込むことが多いなぁぐらいの印象でした。
 
幼稚園に入って集団生活が始まったので軽い風邪などのウイルスをもらうことが増えたのかなとも思っていました。
 
咳がよく出ても、またおさまったたりするのでやっぱり軽い風邪をひいていたんだなと思っていましたし、中には本当に風邪で咳をしていた場合もあったかと思います。
 
ただ、ちょこちょこと咳をするタイミングがあることが続いたり、おさまったりしたりで親としてもアレルギーだなんて思いもしなかったので基本的には様子を見る状態でした。
 
余程、鼻水が絡んでひどい咳の時は病院に連れて行くのですが、病院でも結局症状が風邪と同じなので咳止めや鼻水を抑える薬など風邪薬を処方されます。
 
それを飲ませて様子をみるといったことが続き、いつの間にか治るので・・・
ああ、やっぱり風邪だったんだなと思っていたんです。
 
 
咳
 
そんな日々が続き、少しずつ成長していく息子。
 
赤ちゃんの頃はしょっちゅう熱を出して風邪をひきやすい弱いタイプだったのに幼稚園に入って熱を出すことも少なくなり頼もしくなったなと思っていました。
 
逆に大きな風邪はひかないものの咳の風邪は多いなぁという印象でした。
私が気管支が弱いので似てしまったのかなと思っていました。
 
 

風邪じゃないという違和感

 

そして5歳の夏、冬のように乾燥しているわけでもないのにずっと咳が続いていて、熱はないものの咳の仕方がひどくて、咳き込み出すと発作のように苦しい咳をするようになり病院に連れて行きました。
 
最初はやはり風邪の診断で風邪薬を飲ませて様子を見たんですが、薬を飲んでも咳が止まらずに続くので流石に心配になり再度、受診しました。
 
これまでにも咳が急に出だしたかと思えば呼吸困難になりそうな咳をしていて、しばらく咳が出るのに数時間したらおさまっていたりすることもよくありました。
 
この頃にはうっすら風邪ではないんじゃないかとどこか違和感を感じていたように思います。
 

アレルギー検査

 
小児科の先生もとても親身になって下さって、アレルギーを疑って一度検査をしましょうと血液検査をすることになりました。
 
結果は、ハウスダストとダニは高い数値で陽性で、スギとネコ(フケ)も低めですが陽性でした。
 
改めて検査項目を見るとCAP16と言うアレルギー性喘息用の検査を受けていたようで、
 
  • ハウスダスト
  • ダニ
  • スギ
  • ヒノキ
  • ハンノキ
  • カモガヤ
  • ブタクサ
  • ヨモギ
  • アルテルナリア
  • カンジダ
  • アスペルギルス
  • ネコ
  • イヌ
  • ゴキブリ
  • ユスリカ
  • ガ  

という項目で検査して下さっていました。
 

アレルギーだとわかってよかったこと

検査をしてもらって思ったことは、アレルギーはショックですがなんだかこれまでの咳や鼻水などで悩まされたことがスーッと納得するというか、理由がわかって安心したというのが大きかったです。
 
私が花粉症なのでアレルギーの辛さはわかるのと同時に薬で抑えればとても楽になることもわかっていたので子供にももっと早くアレルギーの検査をしてもらえば良かったです。
 
何かわからないものを恐れるよりも敵が明確にわかっている方が戦い方を考えることができるので安心できました。
 
アレルギーだとわからずに我慢させていたらどんどん悪化して喘息になってしまうことがあるのでそうならないように予防策を講じることができます。
 
 

アレルギー判明後

親の対策

 
息子がハウスダストアレルギーだとわかってからは本当にすんなりと悩みの解決につながっていきました。
 
 
まず、戦うべき相手がハウスダストと言う目に見えない細かいものだと判明したのでそれに対する対応策を出来るだけ取ることができました。
 
 
掃除など対策した内容などは後日まとめます。
 

薬での対策

 
検査をしたことにより病院の先生から適切な薬を処方してもらえるようになりました。
 
喘息にならないように予防も含めた薬をいただいています。
 
  • 喘息や発作のようなひどい咳を予防する吸入薬
  • 気管支を広げる薬
  • 抗アレルギー薬
  • 鼻炎用の点鼻薬
 
 

子供の症状

まず、薬を飲み始めたことにより劇的に症状が改善しました。

改善と言うより、抗アレルギー薬を飲んでいる間は薬が効いていると、ほぼ症状が出なくなりました。

 

アレルギーとの付き合い方

ハウスダストアレルギー

アレルギーだと判明してからもう3年が過ぎました。

今も現在進行形でアレルギーと付き合いながらの生活ですが現在の状況をお伝えします。

 

周囲の人へ伝える

咳がで始めると本人も周りの人も嫌な思いをすることになるので、学校では先生に事前にアレルギーであることは伝えるようにしています。

急に咳き込んだ場合はアレルギーであることと、落ち着くまでに少し時間がかかるので、体育などの際は少し休ませてもらうようにお伝えしています。

 

本人にも自覚させて対策させる

マスク

小学生になるとだいぶ自分のことがわかるようになり、自分のことを自分でできるようになるかと思います。

子供自身にできる対策を教えています。

アレルギーで出る咳が、風邪の咳だと思われると周りの人も嫌な気持ちになりますし、子供もかわいそうです。

本人には咳が出そうな時は水筒のお茶を飲んでひどくなる前に落ち着かせるようにしようと伝えています。

また、通年ランドセルやカバンの中にマスクを持たせています。

 

心配なこと

アレルギーというものはいつ治るといったものでもないので確実な治し方があるわけではありません。

私が花粉症なのでスギ花粉の季節だけもう10年以上薬を飲み続けていますが特に何か副作用を感じたことはありません。

ですが、季節が限られるので1年中飲んでいるわけでもなければ、大人なので大丈夫なだけかもしれません。

そのため、幼い子供が長い期間、薬を使用し続けることによる副作用が心配でした。

先生に聞くと長期服用の副作用はそんなに心配しなくていいと言われます。

でも、そんなに・・・という含みを持たせた言葉1つでも不安に感じてしまいます。

そして、副作用というものはどのように出てくるか先生にだってはっきり断定できる類のもの出ないこともわかるので仕方のないことだと思います。

なかなか子供に同じ薬を何年も服用させたデータが取れるかといったら難しいですもんね。

 

現在の服薬状況

親の判断で薬を減らしたりすることはおすすめできないので信頼のおける先生と相談しながら薬との付き合い方も変化させていきました。

判明当時は、色々な薬で予防も含め対処しておりましたが、3年前に一度しっかり吸入薬から点鼻薬・飲み薬としっかり対策してきて今は、症状が出た時、または出そうな時や出て欲しくない時といった場面に応じて薬を飲ませています。

うちの息子はハウスダストはどこにでもあるため、たまたま埃っぽい所にいった際に急にスイッチが入ったように咳き込むことがあります。
そうなると、しばらく収まらなくなってしまいます。

そのため、夜のうちに少し軽く咳込んでいたり、急に咳き込みだした時だけ抗アレルギー薬を飲ませています。

あとは対処療法になりますが、鼻がつまれば点鼻薬を使います。

または、大きなイベントごとの前など咳が出ると困るとわかっている時のみ事前に症状は出ていなくても薬を飲ませておくようにしています。

こうやって上手く薬と付き合えるようになってきたおかげで、アレルギーの症状とも上手く折り合いをつけて生活していくことができるようになりました。

これからもこのようにアレルギーと付き合っていかなければなりませんが上手く付き合って行けば生活に支障が出ないレベルになりましたのでこのまま様子を見ていこうと思います。

 

おわりに

医療

子供がアレルギーになって最初に思ったのは、自分のせいじゃないかという自分を責める気持ちでした。

私がこまめに掃除をしていなかったからじゃないか・・・布団をこまめに干さなかったからじゃないか・・・など考え出したらキリがないのですがいろいろ後悔して自分を責めるようなことを考えてしまいました。

でも、かかりつけの病院の小児科の先生に言われたのですが、

「お母さんのせいじゃないよ」と。

アレルギーはどういったメカニズムで発症してしまうのか細かなことはわかりませんが、一人一人が何に対してアレルギー反応を起こしてしまうかは誰にもわからなければ誰のせいでもないのだと思います。

頭ではわかっていてもやはり自分に何かが足りなかったんじゃないかと考えてしまいますが、もうなってしまったものはしょうがない。

先生の言葉でなんだか吹っ切れて、子供のためにこれからどうしてくかという今後の対策に目を向けることができました。

アレルギーには、息子のようなハウスダストアレルギーや食物アレルギーなど様々なものあります。

命に関わるものもあるので親としては気が気じゃありませんがそんな厄介なものと付き合っていかなくなってしまった場合、親にしてあげられることって本当に限られています。

本人が一番辛いので親としてはできる限りその苦しさを軽減してあげたいと思いますが限界もあります。

医療が発達してアレルギーに苦しむことがなくなることを願っています。

 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA