子供のハウスダストアレルギーについて
ハウスダストやダニなんてどこにでもあるので、そんなに深刻ではなさそうかと思うかもしれないのですが、どこにでもあるものだからこそ厄介だなぁとしみじみ思っています。
ハウスダストとは?
ハウスダスト(house dust)とは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こすいくつかのアレルゲンが混合したもの。ペットなどの動物やヒトの皮屑(フケ)、カビ、ダニ、および細菌などが混ざったもの。 広義であれば、読んで字のごとく室内塵そのものを指し、砂塵や繊維の屑なども含む。ハウスダストアレルギーと言った場合、その実態の多くがチリダニ(House dust mite)の仲間の虫体および糞などが細かく崩壊したものに対するアレルギーであることが多い。すなわち、ダニアレルギーとほぼ同義である。(Wikipediaより)
アレルギー発症まで
はじまり
風邪じゃないという違和感
アレルギー検査
- ハウスダスト
- ダニ
- スギ
- ヒノキ
- ハンノキ
- カモガヤ
- ブタクサ
- ヨモギ
- アルテルナリア
- カンジダ
- アスペルギルス
- ネコ
- イヌ
- ゴキブリ
- ユスリカ
- ガ
という項目で検査して下さっていました。
アレルギーだとわかってよかったこと
アレルギー判明後
親の対策
薬での対策
- 喘息や発作のようなひどい咳を予防する吸入薬
- 気管支を広げる薬
- 抗アレルギー薬
- 鼻炎用の点鼻薬
子供の症状
まず、薬を飲み始めたことにより劇的に症状が改善しました。
改善と言うより、抗アレルギー薬を飲んでいる間は薬が効いていると、ほぼ症状が出なくなりました。
アレルギーとの付き合い方
アレルギーだと判明してからもう3年が過ぎました。
今も現在進行形でアレルギーと付き合いながらの生活ですが現在の状況をお伝えします。
周囲の人へ伝える
咳がで始めると本人も周りの人も嫌な思いをすることになるので、学校では先生に事前にアレルギーであることは伝えるようにしています。
急に咳き込んだ場合はアレルギーであることと、落ち着くまでに少し時間がかかるので、体育などの際は少し休ませてもらうようにお伝えしています。
本人にも自覚させて対策させる
小学生になるとだいぶ自分のことがわかるようになり、自分のことを自分でできるようになるかと思います。
子供自身にできる対策を教えています。
アレルギーで出る咳が、風邪の咳だと思われると周りの人も嫌な気持ちになりますし、子供もかわいそうです。
本人には咳が出そうな時は水筒のお茶を飲んでひどくなる前に落ち着かせるようにしようと伝えています。
また、通年ランドセルやカバンの中にマスクを持たせています。
心配なこと
アレルギーというものはいつ治るといったものでもないので確実な治し方があるわけではありません。
私が花粉症なのでスギ花粉の季節だけもう10年以上薬を飲み続けていますが特に何か副作用を感じたことはありません。
ですが、季節が限られるので1年中飲んでいるわけでもなければ、大人なので大丈夫なだけかもしれません。
そのため、幼い子供が長い期間、薬を使用し続けることによる副作用が心配でした。
先生に聞くと長期服用の副作用はそんなに心配しなくていいと言われます。
でも、そんなに・・・という含みを持たせた言葉1つでも不安に感じてしまいます。
そして、副作用というものはどのように出てくるか先生にだってはっきり断定できる類のもの出ないこともわかるので仕方のないことだと思います。
なかなか子供に同じ薬を何年も服用させたデータが取れるかといったら難しいですもんね。
現在の服薬状況
親の判断で薬を減らしたりすることはおすすめできないので信頼のおける先生と相談しながら薬との付き合い方も変化させていきました。
判明当時は、色々な薬で予防も含め対処しておりましたが、3年前に一度しっかり吸入薬から点鼻薬・飲み薬としっかり対策してきて今は、症状が出た時、または出そうな時や出て欲しくない時といった場面に応じて薬を飲ませています。
うちの息子はハウスダストはどこにでもあるため、たまたま埃っぽい所にいった際に急にスイッチが入ったように咳き込むことがあります。
そうなると、しばらく収まらなくなってしまいます。
そのため、夜のうちに少し軽く咳込んでいたり、急に咳き込みだした時だけ抗アレルギー薬を飲ませています。
あとは対処療法になりますが、鼻がつまれば点鼻薬を使います。
または、大きなイベントごとの前など咳が出ると困るとわかっている時のみ事前に症状は出ていなくても薬を飲ませておくようにしています。
こうやって上手く薬と付き合えるようになってきたおかげで、アレルギーの症状とも上手く折り合いをつけて生活していくことができるようになりました。
これからもこのようにアレルギーと付き合っていかなければなりませんが上手く付き合って行けば生活に支障が出ないレベルになりましたのでこのまま様子を見ていこうと思います。
おわりに
子供がアレルギーになって最初に思ったのは、自分のせいじゃないかという自分を責める気持ちでした。
私がこまめに掃除をしていなかったからじゃないか・・・布団をこまめに干さなかったからじゃないか・・・など考え出したらキリがないのですがいろいろ後悔して自分を責めるようなことを考えてしまいました。
でも、かかりつけの病院の小児科の先生に言われたのですが、
「お母さんのせいじゃないよ」と。
アレルギーはどういったメカニズムで発症してしまうのか細かなことはわかりませんが、一人一人が何に対してアレルギー反応を起こしてしまうかは誰にもわからなければ誰のせいでもないのだと思います。
頭ではわかっていてもやはり自分に何かが足りなかったんじゃないかと考えてしまいますが、もうなってしまったものはしょうがない。
先生の言葉でなんだか吹っ切れて、子供のためにこれからどうしてくかという今後の対策に目を向けることができました。
アレルギーには、息子のようなハウスダストアレルギーや食物アレルギーなど様々なものあります。
命に関わるものもあるので親としては気が気じゃありませんがそんな厄介なものと付き合っていかなくなってしまった場合、親にしてあげられることって本当に限られています。
本人が一番辛いので親としてはできる限りその苦しさを軽減してあげたいと思いますが限界もあります。
医療が発達してアレルギーに苦しむことがなくなることを願っています。
コメントを残す